特徴
ボディデザイン
グリーン作業に特化した小さなボディに小回りの利く3輪車を採用。
グリーンへのダメージを配慮した前輪ウレタン3連タイヤ(横幅ワイドタイプ)と後輪ワイドウレタンタイヤ(2連)を標準装備しています。
重心を全体的に低くし、安定した移動が可能となりグリーンへのアプローチ容易にできます。
後輪ワイドウレタンタイヤ(左右セパレート)
ウレタンタイヤのメリット
芝に対する負荷を軽減させます。
転圧効果はゴムタイプに比べると薄いですが、更新作業後の面を整える効果はあります。
コアリングや、ヴァーチカル作業地をつぶす事が少ないので、目砂の効率が上がる効果があります。
●前後輪間にできるタイヤの隙間を無くすことで、作業後に残るタイヤ跡を解消させました。
●3輪セパレートタイプなので、安定した高速移動が可能となります。
●全てのタイヤが散布幅より内に収まっており、散布後の砂は踏みません。
作業の動力負荷の見直し
油圧モーターを作業動力とし、コンベアベルトは、無段階変速機を通じ、ブラシは油圧モーターの動力を直接受けて、回転させています。
無段変速機を使用する事でコンベアベルトの速度調整を可能としました、それにより厚目砂から薄目砂までの作業設定が簡単に行え、更に、コンベアベルトの負荷を1/60まで軽減することができるので、油圧モーターへの省力化とつなげています。
作業のON-OFFも手元のスイッチだけとなり、エンジン回転数を気にすることなくON-OFFができ、楽に作業ができるようになりました。
※コンベアベルトの速度調整がなく、薄目砂を行う場合、コンベアシャッターを極端に閉める必要があります。それに伴い、コンベアベルトへの砂の負担が非常に増えます。
コンベアベルトの速度調整を行い、コンベアスピードを遅くすることで、コンベアシャッターを開放することができるので、コンベアベルトへの負荷を落としたまま、同様の薄目砂作業ができます。
作業部のデザイン
従来品と比べ、ロールブラシの突き出しを抑えたデザインと低位置に配置されたホッパーにより、ダンプからへの積込が非常に容易となりました。
ロールブラシの突き出し:55mm (ホッパーエンドから)
地上からのホッパーの高さ:930mm
バッフルボード (コンベアベルト負荷軽減対策)
ホッパー内部に交換式のバッフルボード(邪魔板)を設けて、コンベアベルトにかかる砂への負担と減らす事ができます。
写真:焼き砂用
写真: 生砂用
グラデーションウィング(散布筋軽減機構)
ドロップ式目砂散布機は一定の幅で、確実な散布量で散布ができる事がメリットですが、重ね代が生じた場合、重ねた箇所が擦り込み後も筋として残ってしまうのがデメリットとしてありました。
散布筋軽減機を使用する事で、散布両端の砂をぼかし(薄く)重ねた際に適量の散布となります。これにより、散布技量の差が無くなり、誰が乗車し散布を行っても美しい仕上がりが期待できるようになりました。
※グラデーションウィングは焼き砂専用となります。
※使用される砂、質によって、調整が必要となります。
※グラデーションウィングを取外す事もできます。