特徴
タンク車とスプレーヤーの違い
一般的定義はありませんが、ハツタの考える違いは、
タンク車
一般車両をベースに1000~2000Lのタンク、高圧のポンプ(プランジャーポンプ・動噴)、スプレーホース (標準 50m)、ブームがある。
しかしながら、ブーム散布は、一般車両がベースでは安定した低速走行、繊細な作業が難しく、車両の轍跡に問題があり、昨今ではタンク車は手散布作業を中心に使用される方が多い。
車輛がベースなので、移動する速度は早い
スプレーヤー
ブーム散布をメインに設計されてあり、低圧ポンプを使用されている事が多い。ベース車両もコース上を走行する事を考えて、ワイドタイヤが標準です。ホースリールは装備されていない場合が多く、装備されても、簡易的なスポット散布程度の使用しかできない。
一般作業機なので、移動速度はタンク車に比べ遅い。
双方ともにメリット、デメリットがあり、現在日本はこの2種類の作業機を使い分けるゴルフ場が増えてきている。
タンク車タイプ・スプレーヤーという新しいコンセプト TS-1000
車輛ベースのタンク車に変わる、次世代型タンク車として、新しいコンセプトの元で設計されました。
日本のゴルフ場管理を想定したボディサイズ(全長3260mm x 全幅1890mm x 全高2175mm)で、後輪2WD 高速-低速2段式トランスミッション走行を採用。1000L満載時でも満足のいく作業ができるように更に、作業中でも安定した走行が出来るよう設計しました。
スプレーヤーとしての機能① ブーム散布用にセントリーヒューガルポンプを装着
小水量散布が盛んな海外メーカー品は、多水量散布の想定は元々ありませんが、ハツタは日本の散布作業をベースとして考えてあり、150~200cc以上の散布も想定し、散布量が増えた場合でも速度を落とすことなくスムーズな作業ができるデザインとなっています。その為に、毎分 190Lも吐出能力があるセントリーヒューガルポンプをブーム専用として備え付けてあります。
勿論のことながら、少量散布も行えます。
スプレーヤーとしての機能② 簡単な操作性(ブーム散布)
オペレーションシートに座りながらスイッチで簡単にブームの上げ下げができます。
タンク車としての機能① 手散布用にプランジャーポンプを装着
確実な手散布作業を行えるように、毎分80Lの高圧プランジャーポンプを標準装備しました。
使用しているポンプで、リッター散布(1000cc/㎡)まで作業可能となります。
タンク車としての機能② 電動ホースリール
標準装備で、車両後部に電動ホースリールとφ16mmx50m 高圧スプレーホースにハツタオリジナルのスーパーフラットノズル(SF460)を備え付けています。
ベース車両がスプーレーヤーとなるので、グリーン近くまで近寄り作業ができるので、タンク車の様に、コース外から長いホースを引き入れる必要性もなく、時間短縮と労働負担の軽減にもなります。
オプション:3ヘッドクイックジェットノズル
一つの頭に3つノズルを装着したタイプで、散布に合わせたノズルの変更が容易に行う事ができます。
オプション:ワイドフラットファンノズル
一頭口で、散布幅約5mの均一散布ができます。
約200cc/㎡(6.0km/h走行時)
ブームを使用せず5mの均一散布が可能なため、起伏の多い場所や、シビアに考えなくても良い剤を使用する際に非常に有効で、ストレスのない散布ができます。
オプション: ブームレスフラットファンノズル
左右:片側/約5m 両サイド/約10mの散布幅で約80cc/㎡ (5km/h走行時)
片側のみ散布も対応可能です。
木立の多いラフなどに散布する等、ブーム散布では煩わし場所でも簡単に使用する事ができます。
オプション: ルーフ
日よけ用屋根
受注生産:自動調圧弁付 TS-1000
精密な散布作業が必要な場合、場所により、散布幅を素早く変更し均一な散布を行う必要があります。
自動調圧弁は3方何れかのブームの散布を停止した際、生じた圧力の変動を自動的に回避する事が出来ます。
それにより、散布作業中に圧力設定の変更を行う必要性がなくなり、散布作業に集中する事ができます。
※受注生産品となります。